ロングライダース

自転車で200km・300km・400km・600km・1000km・1600kmを一気に走る!

ロングライドギア

自転車仲間が集まって始めた同人サークル「ロングライダース」のブログです。

自転車ロングライド同人誌「ロングライダース」は
2011年2月13日のコミティアで頒布開始しました!
現在COMIC ZINさんをメインに販売しています。http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=2713
ツイッターのアカウントはhttp://twitter.com/long_ridersです。

サイクルモードで会いましょう【追記】

編集幹事、ばんざいです。

 日本最大規模の自転車展示会サイクルモード2012が間近に迫って参りました。
 読者の皆様もロングライダース関係者も観に行かれる方が多いと思われますが、私は仕事で出展する為、準備でじたばたしておりますなう。
「今更見るものも無いし」とうそぶく方も多いですが、でしたらまだ自転車に詳しくないお友達などを連れて行き、引き込む機会にしてはいかがでしょうか?(笑)
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試作車の試乗がてらラーメンバーガー食べに行って来た

編集幹事、ばんざいです。

 私の本業は自転車のフレームビルダー勤務ですが、近々オリジナルのカーボンフレームを発売すべくプロデュースしております。
 その試作弐号車が先月末上がって参りました。
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 早速自走テストがてらスタート地点が地元であるAJ千葉さまのBRM908千葉600km(喜多方)ちょっと喜多方まで行って参りました。
 土曜日の午前零時スタートですので、ある種幻想的な風景です。
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 ちなみにシクロツーリストランドヌール Vol.1でブルベを取り上げ話題のグラフィック社、田村編集長や、おねティサイクルウェアの杉田Pもエントリ。
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コミティアX展示予定あきばっくす号の製作過程と詳細を大公開!

編集幹事、ばんざいです。

 来る2/5コミティアXでは、ロングライダースVol.2.0の頒布の他、我々が実際に乗っている自転車の展示も行います。
 何せ折角の創作系イベント、コミティアですからね。我々は展示物もワンオフですよ。

 以前のコミティアでは佐々木少年号及び製作中のあきばっくす編集長号、ばんざい(pM@S)号を展示の様子。
http://blog.livedoor.jp/akibaxjapan/archives/3485621.html
http://blog.livedoor.jp/akibaxjapan/archives/3490271.html

 今回は完成形かつ実際にブルベ等もこなされたあきばっくす編集長号がメイン展示となります。
 当日雪が降ったりしたら搬入車両の都合上展示台数は減るかもしれませんが、最低限これだけは。

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8/21のコミティア97は展示参加です

編集幹事、ばんざいです。

 今回のコミティアは、新刊ロングライダースVol.1.5の頒布が主目的なのは言うまでもありませんが、展示スペースとして参加したのは「創作物としての自転車」を展示する為です。

 佐々木少年先生が実際に乗っていらっしゃる完成車
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 更に現在進行形で製作中のあきばっくす号(のフレーム生地)を展示予定しております。 
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ちょっと良いホイール選びの指針

編集幹事、ばんざいです。

 ホイールに関する記事の要望が多いようですので、性能的にオールマイティで且つコストパフォーマンス優先という観点からのホイール選び指針をある程度まとめました。

 特にエントリーグレードのメーカー完成車の場合、低グレードのホイールをアッセンブルする事で価格を控えている為、一番最初に交換したくなる、そして交換したら効果が最もはっきり分かる機材である事は間違いありません。

 話が散漫にならぬよう、軽装である程度ペースを上げて走行距離を稼ぐファストランに向くロードバイク用車輪とします。
 これから乗り始める人や、今まで使っていたものからアップグレードしたい人を主な対象と想定します。
 異論・反論はもちろんありましょうが、確固たる信念を持ち選択出来る人は、そもそもこんな記事を必要としていないと思われますので、御自身のポリシーを貫いて下さい。
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長い目でみたコストパフォーマンス

編集幹事、ばんざいです。

 「フレームに関する定説と現実」
「『硬いフレームは脚に来る』の真実」に続き、より具体的なロングライドでの使用を踏まえた自転車選びを考えてみましょう。

 もちろん普通のママチャリだろうが入学祝いに買ってもらったクロスバイクだろうが、やる気と工夫次第でいくらでも遠くまで走れます。
 リカンベントが最高、という方もいらっしゃるでしょう。

 ――と言っても、ある程度範囲を絞らないと話が散漫になり過ぎますので、ここでは「限られた時間を有効に使ってより遠くまで走る」という欲求を満たしてくれるという事で、いわゆる一般的なロードバイクに限って話を進めさせていただきます。

 それも、これからロードに乗り始めようとか、そろそろ今乗っている自転車に不満が出てきたので乗り換えたいといった方を対象として考えます。
 既に乗る自転車がある人はそれを乗り倒しつつ、次の買い換え時の参考にしていただければと思います。 
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『硬いフレームは脚に来る』の真実

編集幹事、ばんざいです。

 前回「フレームに関する定説と現実」の続編として、『硬いフレームは脚に来る』と言われる事に関して私なりの考察を述べます。

 まず『脚に来る』というのはこの場合、ペダリングの反力で筋肉疲労や関節へのダメージが進行しやすい、という意味かと思われます。

 物理的には空力、転がり抵抗や機械的フリクションロス、重量などの条件、速度や加速度等の走り方が同じだったら、必要な運動エネルギーは同じ筈です。
 硬い、つまり剛性が高いフレームは入力に対する損失(フレームがたわむとその力は熱エネルギーに変換されて大気解放され、推進力に還元されない)がより少ないので、むしろ効率は良い筈です。

 にもかかわらず『脚に来る』のは何故か?
 答えは力の伝達時間にあります。
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フレームに関する定説と現実

編集幹事、ばんざいです。

 フレーム製作屋の端くれとして、ロングライド向きの自転車及びフレーム選びを提案したいと思います。
それにあたりまず先に、世間で誤解されがちなフレーム特性に関して少々述べさせて頂きます。

 まず声を大にして言いたい事。
『柔らか過ぎるフレームは乗り心地が悪く、パワーロスも大きく、ロングライドには向かない』
 俗に言うコンフォート系が本当にロングライドにおいてコンファタブルなのか? というのはかなり疑問が生じるところです。

 特にフォークが軟らか過ぎると致命的に振動減衰性は悪化します。
 このあたりが、多くの方が(メーカーでさえ)誤解している点です。
 ハーシュネス(=突き上げ)をマイルドにするのと振動減衰性は時として相反するのです。
 比較的安いアルミフレームが硬過ぎて乗り心地が悪いと言われる原因の一つは、実は組み合わされているフォークの剛性不足に起因すると思われます。

硬い=剛性が高い(入力に対して弾性限界内での変形量が少ない)
 ――であって、振動の減衰にはある程度剛性があった方が有利となります。

 また、『硬いフレームは脚に来る』というのも説明不足です。
(これに関しては後述)


 まずは乗り心地の面から。
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タイヤの太さに関する真実

編集幹事、ばんざいです。

 今回は意外と知られていないタイヤ選び知識に関してお伝えしたいと思います。

 現在、700Cロードレーサーにおけるクリンチャータイヤ幅は23Cがスタンダードになっています。
 レースに出ない方でもロードバイクにお乗りの方は、タイヤメーカーのラインナップが豊富であるこのボリュームゾーンから選んでいる方が大半を占めていると思われます。

 ですが、本当にそのタイヤは貴方の使い方に最適でしょうか?

 乗り心地に関してはよりエアボリュームに富んだ、太めなタイヤの方が有利なのは想像に難くないでしょう。

 しかし「乗り心地は我慢出来るから、少しでも抵抗の少ない細めのタイヤをあえて選んでいるんだ。レースで使われてる物が一番速いに決まっている」という方も多いかと思います。

 ――本当に、細めのレース用のタイヤは抵抗が少ないのでしょうか?
 答えは、少なくとも転がり抵抗に関しては否です。
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【備えあれば】ロングライドの携行品【うれしいな】

編集幹事、ばんざいです。

 自転車で走りに行く際、どんな物を持って行きますか?
 財布、携帯電話、スペアチューブとタイヤレバーに携帯ポンプ。そんなところが定番でしょう。
 普段はそれで十分ですが、人里離れた遠くまで走りに行く場合、何かトラブルがあった場合にも全て自分で対処する必要がありますから、もう少し充実させたいところです。
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【それでもあえて夜走るにあたり】

編集幹事、ばんざいです。

 本来、自転車で夜間走るのは望ましい事ではありません。
 被視認性の低さや自らの視界不良に起因する交通事故のリスクが飛躍的に高まるからです。
 しかし長距離を走っていれば必然的に時間は掛かり、出先で暗くなってしまう事もあり。
 また、仕事の関係から普段は夜しか走る時間が取れない、通勤通学でなど、致し方ないケースも。
 ましてや300km以上のロングライドでは否応なく夜間走行を強いられます。
 そこで薄暗い、あるいは真っ暗な中で走るにあたり、必要な光り物関係装備を考えてみましょう。

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ロングライド向け機材の選び方 タイヤ編  by けーず

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 ロングライドというのは長距離かつ長時間自転車に乗ることになるわけで、必然的にトラブルに遭遇する確率も高くなります。そこで少しでもリスクを減らすためにも機材の選択は重要なファクター。今回は最も投資効率の良いタイヤの選び方についてお話したいと思います。

 まず、基本的にメーカーの完成車に付属するタイヤは一部のハイエンドモデルを除くと、「とりあえず走れればいいや」程度のエントリーグレードであることがほとんどです。それでも街乗り程度なら大きな問題ないのですが、本格的にロングライドやレースをやろうとすると性能不足も甚だしい。特に路面が濡れるような状況ではスリップやパンクを起こしやすく、怪我やタイムロスのリスクが高くなります。

 ここで「雨の日は走らないから関係ない」とか思った方は失礼ながらロングライドをナメてらっしゃる。長時間走るということは天候急変のリスクも抱えることになるわけで、特に山岳地帯なんかでは全く天気予報がアテにならないし、晴れていてもブラインドコーナーを抜けた先の路面が滲み出しで濡れているなんてこともザラ。全天候でそれなりにグリップしてパンクしにくいタイヤが理想的。そして高性能だからって単純に高級レーシングタイヤを使えばいいってわけではないのです。有名メーカーのハイエンドモデルでも天候によっては性能が極端に低下するものもあるし、雨になると途端にパンクしやすくなるものもあります。

 そうなるとどう選んでいいか分からなくなると思いますので、現役のショップ店員かつ現役実業団レーサーである私がロングライドにオススメできるタイヤをいくつか紹介したいと思います。なお、運用及び修理の容易さからクリンチャー及びチューブレスタイヤの使用を推奨します。
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    自転車長距離走行同人誌・ロングライダースのアカウントです。ロングライド&ブルベに関する同人誌「LONG RIDERS」を現在までに9冊発行しました。バックナンバーはCOMIC ZINさんで販売中。http://t.co/Knncan2Do0 編集人はあきばっくす@akibax です。
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