キャノンボーラー・baruです。


4月6日~7日にかけて、AJ千葉の主催する「Fleche407」に参加してきました。ロングライダースからは、編集長、いしこうさん、たぴもさんの参加する「メイドさん学科自転車部」と、「ニコ生自転車部」が参加しました。


「vol2.0」を御覧になった方ならお分かりかと思いますが、Flecheとはチームで走るブルベで、イースターの日に24時間走行し続けるというイベントです。

昨年のFlecheをロングライダース経由で知った私は「是非出てみたい!」と思い、ニコ生自転車部の一員として参加したのでした。


メンバーは「vol2.0」でも登場した部長のアーツさん、ホラフキーさん、そして「パリ・ブレスト・パリ」完走のブルベ超人・マリオさんと私という構成です。


我々の予定コースは↓のような感じです。


コースを作成したマリオさん曰く「メインテーマは会津西街道の宿場町、大内宿。タイムスリップを体感してきます。」とのこと。しかし、前日の予報では大内宿付近は雪の様子。さすがに危険と判断し、直前に一本隣の山間を走るコースへと変更されたのでした。

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スタート地点である、新潟県の阿賀野(新潟市から20kmほど内陸に入った場所)は懸念された雪もなく、決起会という名の飲み会を行い、翌日に備えて眠りについたのでした。



だがしかし。

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朝起きたら、窓の外は真っ白な雪化粧!前日には影も形もなかった雪が、たった一晩で5cm以上積もっていたのです。


出発時間と天気を選ぶキャノンボーラーの常識からすれば当然「DNS(スタートしません)」なのですが、全天候型のランドヌールたちの結論は、


「行けるところまで行きましょうか」
  
でした。そして私の初ブルベは予想外にエクストリームなものとなりました・・・。

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雪!
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雪!
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吹雪!
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ちょっと晴れたと思ったら・・・
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また雪!


この日は季節はずれの寒波が到来。4月だというのに気温は1桁から氷点下。すべてのチームが気温の低さに苦しんでいたようですが、とりわけ日本海側からスタートしたチームは雪中行軍となり、エクストリームすぎる内容となりました。


そして極めつけはコレです・・・。
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ラストに控えていた山(標高750m)の旧道の様子。歩くだけで滑る路面。当然引き返すものかと思いきや、談笑しながら進んでいくランドヌールたち。ヤバい、この人達、ヤバい・・・!
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そして登ったら当然下りが待っているわけです。もはや生まれたての子鹿のような様子で下る私の前を、これまた談笑しながら下っていくランドヌールたち。ウソ・・・だろ・・・


「これがブルベですよ!」
  
とはマリオさんの口癖。逆境ですらも楽しむ、これがブルベなのか・・・!?


しかし、そんな屈強なランドヌールたちの体も、寒さは確実に蝕んでいました。


どんどんと落ちていく平均速度。


口数も少なくなり・・・。

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ダウン。


ちなみにこの時、どのくらい寒かったかを表す写真が↓です。

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知ってますか?自転車にもつららが生えることを…!


結局、ニコ生自転車部は240km地点でリタイア。ゴール地点までは輪行で向かうこととなりました。
今年は完走できませんでしたが、来年は是非完走したいものです。


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さてさて、その頃、一方のメイドさん学科自転車部はどうしていたのでしょうか・・・?


(一方的に続く)

※通常のBRMでは指定コースが雪・台風などに見舞われた場合は、イベント自体が中止・延期になります。今回はFlecheという各チームたちで決めたコースを走る特別なイベントであるため、リタイヤは各チームの判断となります。