編集幹事のいしこうです。

7月…。ランドヌール的には、暑さに耐えながら走る厳しい時期ですよね。

が、毎年7月は修行目的? で開催されているブルベがあります。

宇都宮の名物…真夏の山岳ブルベ!

この宇都宮の山岳ブルベは、超ハードなコース設定。毎年どんなコースになるんだろう? と、

(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

な訳ですが、今年の真夏の山岳ブルベは3連休を利用して、超ハードなコースを3連戦…との事。

そんでもって2日目はロマンチック街道を通って、渋峠ゴールらしい。そして何と獲得標高は5000mを超えてるらしい…。

こんなクソ暑い真夏に、そんなキツイコースを走るなんてバカじゃないの!(褒め言葉ですw)

このキツイコースを走り切る変態さん達を、是非ともゴールの渋峠でお出迎えしなければ(笑)。

という事で、7月の3連休は、宇都宮ブルベの渋峠ゴールをお出迎えしてきましたよ(`・ω・´)シャキーン
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当初はフル自走で渋峠に行くつもりだったんですが、あまりの暑さにフル自走を断念orz

渋川まで輪行して、渋川からロマンチック街道を使って、渋峠を目指す事にしました♪

そんな感じで以下、実際の走行データです。
草津(渋峠)を目指す時は、大津の交差点で292号に入り、草津まで行くのが一般的なルートかと思います。

……が、この大津からの上り、直登が多くて何気にキツイルートだったりするんですよね。

今回、私は、中之条からロマンチック街道を使って、草津(渋峠)を目指したんですが、このルートだと斜度は非常にゆるく、とても走りやすい道でございました。

この日も灼熱地獄だった訳ですが、そんな状態でも走りきれちゃう程度のゆるい斜度でございます。
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途中にこんな水場もあったので、全身に水をジャバジャバかけてクールダウン(`・ω・´)シャキーン

ついでにここの水をボトルに入れて再スタートです。
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ゆるい斜度をゆるゆると上っていくと、やがて暮坂峠に到着!
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ここには休憩できるレストハウスがあったので、アイスコーヒーで休憩です。
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暮坂峠からは、しばらく下って、六合へ。

六合からは草津まで再度上りとなります。でもここの上りは九十九折が多いので、そこまでキツイ斜度ではありません。淡々と上っていけば楽に上れてしまいます。

六合から約1時間程上ってようやく草津に到着。途中のセブンイレブンで休憩していたら、baruさんからメールが。どうやらbaruさんも草津に来ているらしく、合流して一緒に走りましょうという事になりました。
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baruさんと合流した後、ツール・ド・草津のスタート地点である、天狗山スキー場のレストハウスまで、とりあえず移動。

そこでトイレ休憩、ボトルの水補給をした後、志賀草津高原道路(国道292号)を、渋峠に向けてひたすら上り続けますます。

途中は木々の背も高く、森の中を走っている感じなのですが、天狗山から5km程進むと、徐々に風景に変化が出てきます。森林限界が近いのか、背の高い木はなくなり、視界が一気に開けるのです。

殺生という、硫黄ガスの発生地帯を通りぬけ、さらに上っていくと、木は殆どなくなり、くま笹のような背の低い植物しかなくなります。

途中、白根山のレストハウスを通り過ぎ…。山田峠を超えて更にしばらく進むと、そこは……
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日本国道の最高地点が! 

標高2172mに到着です♪

あいにくモヤがかかっていて、見晴らしは悪かったですが、日本の国道で一番標高の高い場所…かと思うと、なんともいえない満足感でいっぱいでございます♪

……と、ここで満足してはいけませんw 今回の目的は宇都宮ブルベのお出迎え(`・ω・´)シャキーン

という事でさっさと渋峠を目指しましょう。

国道最高地点からしばらく走ると、群馬県と長野県の県境『渋峠』に到着です。

渋峠には、丁度県境の真上に建つ渋峠ホテルがあったりします。そしてこの渋峠ホテルの前が、この日の宇都宮ブルベ、ゴール地点でございます。

この日の渋峠の気温は16℃ 流石に標高が高いだけあって、とても涼しいです。

おそらく平野部は35℃近くあったように思いますが、標高がここまで高いと気温差も20℃近くあり、まるで別世界です。

そんな中、ランドヌールのゴールを待っていた訳ですが、その時、とんでもない1台の自転車が。
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なんと、この超ハードな山岳ブルベを、ママチャリで完走する猛者が現れました!

細かい部分に手を加えて、改造はしているようですが、基本はノーマルなママチャリのまま。自転車は機材ではなく、乗っている人間次第なんだなぁ…と改めて実感したのでありました。

そんなこんなで、ゴール地点でマッタリしつつ、宇都宮ブルベのスタッフの方々と、少しお話もさせていただいたのですが、何とスタッフの方も、ロングライダースを読んでくださっているとか(笑)。

しかも、ゴール地点の受付テーブルの上に、何故かロングライダースが置いてあったりと、ロングライダースの次の新刊のお話をしたりと、楽しい時間を過ごす事ができました(^^)

タイムリミットの19時半までゴールを見届けて宇都宮ブルベな方々とお別れし、本日の宿である中野方面へと向かう。

渋峠から湯田中までは、街頭も何もない真っ暗闇の中を約30kmの超ロングダウンヒル。久しぶりの夜のダウンヒルは中々にスリル満点でございましたw

真っ暗闇の中を一人ぼっちで下るのって、怖いですよねw ずーっと下っていて、背中に何かまとわりつかれているようで、鳥肌を立てながら下っていましたよ(笑)。

いや、ホントに怖いんですってw 渋峠からの夜間のダウンヒルは、オススメしませんよ!?
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明けて次の日は、鬼無里街道を通って、嶺方峠を目指す!

先週、雲がかかって白馬連峰が見えなかったので、そのリベンジなのでございます(`・ω・´)シャキーン
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鬼無里街道は、長野から鬼無里までは若干のキツイ上りの箇所もあったりしますが、基本はゆるい斜度で走りやすいルートです。特に鬼無里から先は、上り基調ながらも、ゆるーい斜度で淡々と上っていけるルートです。

そして、このトンネルが現れたら、この日の目的地、嶺方峠はもう目の前!
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トンネルを抜けると…そこには……
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絶景が広がって!

……いませんでしたorz

今回も雲に阻まれ、白馬連峰の絶景を見ることかなわず(´・ω・`)ショボーン

ここは、ほんとに素晴らしい景色が見れるルートなので、また時期を改めてチャレンジしたいところでございます。

さて、ここまで来たのであれば、ついでに寄っちゃう? って事で木崎湖まで足を伸ばす(笑)。
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木崎湖まで来たのであれば、縁川商店こと、Y'sショップ ニシで休憩です。

縁川商店には、バイクラックが設置されていました。

これがあれば、自転車の置き場所に困らないですねー。縁川商店に来たら、バイクラックに自転車を停めて、お店の中から自分の自転車を眺めて、是非ともニヤニヤして下さい(・∀・)ニヤニヤ

オートバイ乗りと同じく、コーヒーを飲みながら、自分の自転車を眺めて(・∀・)ニヤニヤ する。

……そんな至福の時を味わう事ができますよー(笑)。
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ちなみに、私は先週、アザミさんのサイン色紙を届けにきていたので、2週連続の嶺方峠&木崎湖だった訳ですが(笑)、縁川商店に入ると、

「またきたーw」

「また来ちゃった(´∀`*)」

なんて会話がお店の人とされたり(笑)。

この日は新メニューの稲庭うどんがあったので、そちらを注文。大変美味しゅうございました(*´д`*)



ここ最近、ロングを走れてなくて、超ムラムラしてたんですが(爆)、久しぶりに270km程の距離をマッタリと走る事ができました。

1日で走れなくはないですが、宿泊を組み合わせると、とってもマッタリしたペースで、関東から木崎湖まで簡単にこれちゃったりします。

みなさんも休みを利用して、ロングに出てみては如何でしょうか? そこには、とっても素敵な旅が待っていますよ~♪