編集幹事 ばんざいです。


2010、夏。熱海は熱かった。
もちろんKONAMI的な意味で。
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http://www.konami.jp/loveplus_plus/atami/
熱海ラブプラス現象(まつり)キャンペーン開始は7月10日土曜日。
そのオープニングセレモニー他の様子を仕事から戻って見るにつけ、行けるときに行っておかねばという思いが募る。
だがしかし、自転車にも乗らねば。
だったら自転車で行けばいんじゃね?
ルート検索をしてみると往復280km程度。
……ダラッと走るには丁度良いではないか( ̄ー ̄)ニヤリ

ルートその他調べ物や段取りしているうちに寝るのが遅くなり、気付けば日付は変わり翌7月11日日曜日1時半。
当初予定では3時くらいには出発するつもりだったのだが……。
寝不足でロングライドは色々な意味で危険なので時間を遅らせる事にして起きたら9時近く。
朝食摂ったり洗濯物干したりしているうちに更に時計は進み。
一応、それでもどこかには出るつもりで着替える。
そうこうするうち、10時半に約束していた凛子とのデート時間が迫る。
予定では熱海に着いてからのつもりだったのだが……。
先に済ませてしまってから、さて、改めてどうしようかと考える。
どこか適当な、筑波あたりの定番コースに走りに行くか。
だがしかし。
一度行くつもりになったものを諦めて妥協するのはなんだか負け犬っぽい。
そもそもたかが片道140km。しかもたいした山はないはず。
片道6時間で行けば、スタンプラリーまでこなして日付が変わるまでには帰って来られるはず。
よし。ということで出発したのが11時(遅)。
R6から日本橋――歩行者天国に行く手を阻まれ、なんとなくこっち行けば大丈夫だろと迂回――品川へ抜け、スタートから50km少々の辺りで既に2時間半以上。結構な向かい風と、小刻みな信号待ちによるゴー・ストップでペースが上がらない。
これは17時までに現地に着くのは無理かなと思ったら雨が落ちてくる。
予報では15時から18時の間だけ、0mm程度の弱い雨の筈だったが、降り始めるタイミングが早い上にかなりしっかり降ってきた。
引き返すか? と思ったが、ここで引き返したら面白くもない日中の都内を往復しただけになってしまう。
どうせブルベに向けた準備で距離乗らなければいけないんだと言い聞かせ、そのまま進行。
風雨更に強まり。
ずぶ濡れになって、もはや後には引けなくなりヤケクソ気味に進行。
遅々として進まぬ行程も、茅ヶ崎を超え海が見えるところまで来ると「あぁ、来て良かったな」と思う。

篠突く雨。
どす黒く分厚い雨雲。
霧にけぶる山。
灰褐色の海。
岩を打ち飛沫を上げる荒波。
……夏の海辺のリゾート地?

彼女と過ごす爽やかな旅行をイメージ補完するべく来たはずのシーサイドラインR135、雨に打たれながら演歌の背景映像のような絵面の中、海沿いだというのに結構なアップダウンをジワジワこなす。
18時少し前。
ようやく熱海駅到着。
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既にコンシェルジュは閉まってるし、人は少ないし。
明らかにそれらしき彼氏グループが海山で土産物を買っていたが、それくらい。
土産物・レストラン街とある駅ビルが根こそぎ空なのが、観光地としての斜陽を感じさせてもの悲しい。
……とりあえず店が混む前にメシを食おう。
見物がてら少し周囲を見て回る。
が、思った以上に周囲の坂がきつい。
迂闊に一度下ってしまうと、登り返すのがきついほどに。
そして、土産物屋ばかりで食事出来そうなところが近くに無さそうだ。
早くメシ食って帰路につかないと、明日の仕事に差し支えるし。
諦めて駅前に戻り、ビルに巨大タペストリを巻いて異彩を放つ海山の店頭に自転車を立てかけ、ワイヤロックして入る。
先客はパンピーと見られる1グループのみ。
折角海辺のリゾート地に来たのだから、海鮮丼を頼む。
胃腸が弱ったところに生ものは負担が大きいかもしれないが、これもトレーニングのうちである。
すれちがい通信モードのままマジックファスナー付きビニール袋で厳重に3重にカバーしていたDSを開いてみると、1件のみすれちがい成功していた。
だが、上品な老舗っぽい店内でDS弄るのははばかられたのでそのまま閉じてまた封印。
mixiやツイッターに書き込みつつ待つことしばし。
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デカい。これで1980円は安い。
そして旨い。
だが弱った胃腸には辛い。
頑張って完食。
……日曜の夜だというのに、結局他に客の姿は現われなかった。
そりゃ、観光地なんだから日曜の夜には既にみな引き上げるものだとはいえ、19時前後といえばそれなりに客が入ってなければマズイのでは?
土産物も何か買ってゆくかと覗くが、自転車では何も持ち帰れない。
干物を買っても、帰る前に戻ってそうな天気だし。
予想はしていたが、キャンペーン開始にグッズ供給が追いついていなかった為、店外の巨大タペストリと入り口ののぼり以外、全くラブプラス色の無い海山を後にする。
既に19時20分くらい。
普通に食事をしたのみで、暗くなった熱海を後に帰路につく。
……復路のR135は、20時前だというのに土産物屋も軒並み店仕舞いして真っ暗だ。
雨脚もまた強まる。
まるで深夜のようなアップダウンをライトを頼りに進みながらふと思う。
なんで二週連続して、夜に雨の峠を走ってるんだ?(注:前週にブルベで豪雨の峠越えをしていた)
R1の平地に戻ってからも、信号待ちでの減速でブレーキシューがどんどん減ってゆく。
なるほど。アベレージが上がらず脚を使うわけだ。
進行するに従い、追い風が強くなってきた。
往路と風向きが変わらず幸い。
しかしそれでもペースは上がらない。
風雨に洗われたチェーンは、油膜切れしてみっともなく音鳴りしはじめる。
結局、往路と同じく7時間ほど掛け、2時半過ぎに帰着。
濡れたジャージを脱ぎ捨て洗濯カゴに放り込むのももどかしく、DSの安否確認。
……ビニール越しに、アクセスランプの光が見えない。
フル充電したあったのだが、Wi-Fiはそれほどバッテリを消費するのか。
封印を解き、おそるおそるDSを開くが、やはり電源が落ちている。
ACアダプタを接続し電源オン。
普通に起動画面が。
……と言うことは。
やはり、すれちがいで獲得した名刺データは無くなっていた。
バッテリ切れに際し、オートセーブといった気の利いた処置は無いらしい。

il||li_| ̄|●il||li

エクストリームラブプラス失敗。
教訓。すれちがい通信はほどほどに。
まめに受信確認してセーブしよう。

アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!

そんなわけで、夜間雨中走行の精神修養の旅は一応無事終了。
ロングライドは計画的に。